広報誌特集
- 107号特集:療養環境を支える6職種
- 発行日:2024年01月31日
病院では、多くの職種が協力し合い、患者さんの治療にあたっています。病院には、その他にも働きやすい環境、患者さんの療養環境を支えてくれる、様々な人が働いています。今回は、その6職種を紹介します。
Work1
清掃
清掃スタッフは23名で、病院内のフロア掃除やごみの回収などを担当しています。毎日の清掃は朝の7時30分から開始します。外来が始まる9時までが勝負の時間です。4人一組でメンバーを組み、それぞれの担当場所を清掃します。院内には高価な医療材料や医療機器などがあるので、ホウキやモップの柄が当たらないよう、細心の注意を払っています。床を磨くポリッシャーやゴミ回収の大型カートの取り扱いについても気を付けています。外来の清掃が終わったら、次は病棟の清掃に移ります。患者さんの邪魔にならないようにお声掛けをしながら掃除を進めていきます。
清掃に関わる内容で連絡を頂いた場合は、迅速な対応を心掛けています。患者さんや職員の方から頂ける「ありがとう」の言葉にやりがいと喜びを感じます。



Work2
ボイラー
院内施設の保守管理を担当しています。ボイラー技士として熱管理や給水、給湯の安全管理を24時間体制で行い、機械の不調の際には原因を調査し、修理対応を行います。病院機能や患者さんの療養環境に直結するので、機械が止まることのないよう、機械の運用やメンテナンスについての年間運用計画を作成しています。機械や部品の購入は病院が判断して行いますが、保守管理に理解を頂いているため、安定した運用が出来ています。この他の業務として営繕作業も担っています。水漏れからトイレの詰まり、蛍光灯の交換など、便利屋さんのような役割も担っています。対応できるか分からないような内容についても、現場に足を運んで現状を把握し、私たちに出来る事を考えます。職員の方からの「ありがとう」が私たちのやりがいとなっています。



Work3
警備
私たち警備員の主な役割は、防犯や事故防止です。日中は中央受付付近で警備を行うとともに、患者さんへの案内や誘導にも対応しています。正面玄関ロータリーにも人員を配置して、患者さんの乗降をお手伝いしたり、車いすが必要な場合には用意するなどします。病院のロータリーはスペースが限られているため、混雑しないよう、安全な誘導を心掛けています。夜間は病院建物内と敷地内の巡回を行い、施錠の確認を行うなど、防犯に努めています。
院内でトラブルが発生したときはいち早く駆け付け、患者さんや職員の安全確保を行います。時には臨機応変な判断が求められることもあり、大変に感じる事もありますが、警備員としての役割を果たせた時は大きなやりがいを感じます。これからも患者さんや病院スタッフに満足していただけるような対応を心掛けたいと思います。



Work4
電話交換
患者さんをはじめ、そのご家族や業者さんなど、外部から入る代表電話を受けて、適切な部署や担当者に取り次ぎます。言葉使いなど電話対応の基本的スキルはもちろん、ニーズや情報を的確に聞き出すコミュニケーションスキルも求められます。また、取り次ぐためには各部署の担当業務内容を把握していなければお繋ぎすることができず、迅速に取り次ぐためには500以上ある内線番号も覚える必要があります。覚える事が多く、大変に感じる事もありますが、迅速にお電話を取り次ぎできた時や、お相手のニーズを上手く聞き出せた時などは、役に立つことができたと嬉しい気持ちになります。電話対応で大切な事は、相手に不快感を与えない事です。これからも言葉使いや発声など、細かいところに気を配りながら業務に従事していこうと思います。



Work5
リネン
病棟のシーツや枕カバーといった寝具全般の交換や管理が私たちの主な業務です。この他、患者さんが入院中に着られる衣類やタオルといった入院セットの在庫管理、回収などもおこなっています。リネン交換の際には患者さんにお声掛けをして、動ける方は椅子等に移動してもらい、その間にベッドメイキングを行います。移動が困難な患者さんについては、看護師さんや助手さんに協力を仰ぎ、安全に手早く交換作業を進めます。シーツにシワがあると、褥瘡発生のリスクになるとともに患者さんの寝心地にも影響してくるので、丁寧な作業を心掛けています。
私たちの仕事が患者さんの快適な療養生活を支え、病院スタッフの方々が患者さんのケアにより注力できるという思いを持って日々の業務に向き合っています。



Work6
中央材料室
剪刀(ハサミ)や鑷子(ピンセット)など、手術室で使用した医療器械の洗浄、滅菌、準備が私たちの主な業務です。洗浄では、血液や体液などが付着しているので、それらの汚れを手洗いや洗浄機で完全に落としていきます。洗浄後は、専用のトレーに器械を並べてセットする「組み立て」を行います。手術内容によって用意する器械は異なり、セットの種類は100種類を越えます。並べる順番が決まっている場合もあり、入れ忘れなどのミスがあると手術が中断してしまうため、チェック表を確認しながら慎重に組んでいきます。組み立て後は滅菌を行い、オペ室にお渡しします。エラーを無くすため、手術室の病院スタッフとコミュニケーションを取り、お互いに協力しながら業務の効率化と改善を図っています。裏方の仕事ですが、医療業界に貢献している自負を持って業務にあたっています。

