マチネタ

  • 103号:マチネタvol.45
  • 発行日:2023年1月31日

今回は栃木県栃木市のみかも山公園を紹介します。

みかも山公園

みかも山公園は、佐野市と栃木市にまたがる三毳山を利用して作られた栃木県内最大の都市公園です。公園は東京ドーム35個分の広さを誇り、公園を象徴するフラワートレインが、東口広場、南口広場、西口広場の3つの入口と山中のわんぱく広場を繋いでいます。公園の完成までは長い年月を要し、平成7年の南口完成から、東、西と続き、平成15年の万葉庭園完成をもって全面オープンとなりました。
三毳山は関東平野の最北端に位置する低山ですが、かつては京都から東北地方へ赴く三街道の一つである東山道が通り、行き来する人の印象に残る場所だったため、古来から数多くの歌が詠まれてきました。奈良時代に編纂された万葉集には「下野の三毳の山の小楢のすまぐはし児ろは誰が笥か持たむ」という歌が残されています。万葉庭園には、三毳山について詠われた様々な時代の歌が集められ、それらにちなんだ植物が数多く植えられています。

整備された遊歩道

三毳山を走るフラワートレイン

山中のわんぱく広場には遊具が数多く設置され、特にふわふわドームが人気を集めてます。わんぱく広場から少し歩いた所にある冒険砦の展望台からは、関東平野を一望でき、スカイツリーも見ることができます。また、山頂広場付近にはカタクリの群生地があり、シーズンになると多くの人が訪れます。自然と見事に調和したこの公園は、様々な表情を見せてくれ、子供から大人まで楽しめる場所です。

わんぱく広場のふわふわドーム

冒険砦展望台からの景色

みかも山公園(みかもやまこうえん)
住所:栃木県栃木市


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