マチネタ

  • 99号:マチネタvol.41
  • 発行日:2022年1月31日

今回は首都圏中央連絡自動車道を紹介します。

首都圏中央連絡自動車道

圏央道(首都圏中央連絡自動車道)は、横浜、厚木、八王子、川越、つくば、成田、木更津などの都市を連絡する、都心から半径およそ40㎞~60㎞の位置を環状に結んだ延長約300㎞の高規格幹線道路です。東京湾アクアライン、東京外かく環状道路などと一体となって、首都圏の広域的な幹線道路網を形成する首都圏3環状道路の一番外側に位置します。圏央道は、首都圏の道路交通の円滑化、沿線都市間の連絡強化、物流、企業立地、生産性向上、災害時の代替路としての機能など、多くの役割を担っています。


昭和38年に首都圏の道路交通の骨格として、3環状9放射のネットワークが計画され、昭和62年の第四次全国総合開発計画で、ほぼ現在の計画が打ち出されました。最初の開通区間として、平成8年の青梅IC~鶴ヶ島JCT間が完成し、その後も計画に沿って工事が進められました。茨城県内においては、平成29年2月に全線が開通し、各方面とのアクセスが向上したことで、観光や物流、地域の経済に大きな影響を与えています。民間シンクタンクの推計では、圏央道の整備による時間短縮の経済効果は三千億円とされています。
なお、圏央道の橋梁の最長ランキングトップ5には、茨城県内の4つの橋梁がランクインしており、五霞高架橋(幸手IC~境古河IC)が約3.5㎞で一位となっています。

利根川と圏央道

首都圏中央連絡自動車道(しゅとけんちゅうおうれんらくじどうしゃどう)
住所:神奈川県、東京都、埼玉県、茨城県、千葉県


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