マチネタ

  • 92号:マチネタvol.34
  • 発行日:2020年4月30日

今回は幸手市の外野橋を紹介します。

外野橋

幸手市にある権現堂堤と行幸湖を結ぶ外野橋は、歩行者・自転車専用の吊橋です。
平成14年に完成した外野橋は、斜め吊材を採用した2径間連続自碇式吊橋という特徴があります。美しい外観と優れた構造特性をもっていますが、設計や構造が複雑で、建設にあたってはとても高度な技術を必要とするため、国内でも数える程しかない希少な橋となっています。



橋を中心とし、西側には桜の名所として知られる権現堂堤があります。3月から4月にかけて桜まつりが開催され、長さ1㎞にわたる堤に約千本のソメイヨシノが咲き誇る桜のトンネルは圧巻です。露店も約100店舗が出店し、多くのイベントが行われ、毎年多くのお花見客で賑わいを見せています。桜だけでなく紫陽花や曼珠沙華などが植えられ、四季を通して花の色づきを楽しむこともできます。

権現堂堤

行幸給排水機場

堤とは反対に東側には、幸手市、久喜市、五霞町の境界に行幸湖があり、多目的調整池として中川の洪水抑制と工業用および水道水の取水として幅広く利用されています。行幸湖の名物と言えば噴上高120フィートに及ぶ権現堂大噴水(スカイウォーター120)があり、迫力満点です。
見所満載の2つの地を結ぶ外野橋から景色を眺めることで、普段とは違った一面が見えるかもしれません。

外野橋(そとのはし)
住所:埼玉県幸手市大字権現堂


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