関連施設

JA茨城県厚生連とその関連施設を紹介します。

JA茨城県厚生連

厚生連は『農民の健康は農協組織の手で守り、明るく豊かな農村を築く』ことを目的に設立されました。公的医療機関として地域に根ざした医療事業を展開し、現在県内6カ所に病院(総ベッド数2,359床)を集約しております。身近なところで、高度でしかも専門的な診療がいつでも受けられる施設を目指し、救命救急センター(第三次救急)、または24時間体制で緊急で重篤な患者さんを受け入れる(第二次救急)体制に対応しております 。
また、健康管理センターを中心に『人間ドック』や『事業所検診』などの保健予防活動にも積極的に力を入れております。高齢者の在宅医療につきましても、県より訪問看護ステーション、居宅介護支援事業者の指定を受け活動を展開しております。

  • 在宅医療・保健・福祉サービス
    厚生連病院では、医師・看護師をはじめ医療専門職が多くの関係者と協力しながら在宅医療に取り組んでいます。
  • がん診療連携拠点病院
    土浦協同病院、茨城西南医療センター病院は、難治性がんの集中的治療を行う高度医療施設として位置づけられ、同時に緩和ケアを行う役割も担っています。施設での診療のほかにも、患者さんが住みなれた自宅でケアを受ける事ができる在宅緩和ケア体制の整備にも積極的に取り組んでいます。
  • 保健予防活動
    健康で明るい地域社会を実現するために、厚生連では組合員や地域住民の健康管理活動に取り組んでいます。疾病の予防・早期発見を目的とした健康診断に加え、健康教育、健康相談など幅広く実施しています。
  • 院内保育所
    社会的に子育て支援が叫ばれている中、職員が安心して自己の能力を仕事に発揮できる環境づくりの一環として院内保育所を運営し、福利厚生の充実に努めています。
  • 学術活動
    学術活動は、明日の医療を開拓するために病院運営の中で重要な位置を占めています。農村医療に関する医学的調査・研究を目的とする茨城県農村医学会や日本農村医学会、各職種の医療従事者が医療の今日的課題に取り組む日本病院学会、専門医が高度な専門的医療を推進するための各医学会など、多くの学会や研修会に積極的に参加して研鑽を積んでいます。
  • 救急医療
    土浦協同病院と、茨城西南医療センター病院は、より重篤な患者さんを受け入れる第三次の救急医療施設である「救命救急センター」の指定、なめがた地域総合病院は「地域救命センター」の指定を受け、24時間体制で救急医療を行っています。他の3病院も第二次救急医療に対応できる医療機関として、救急患者の受入を積極的に行っています。

水戸協同病院

水戸協同病院は、茨城県農協病院(16年)の始まりとして、農村生活環境と農村労働に起因する、いわゆる農村病や、障害に対して先駆的に地域医療を担ってきました。現在では最新の設備を駆使し、がんをはじめとする各種疾病に対し、各専門診療科の診療実績は地域の基幹病院として住民の厚い信頼を得ています。特に、整形外科で行っている「スポーツ外来」はスポーツ外傷の専門外来として、プロスポーツ選手をはじめ、大学・高校・中学生の運動部活動での外傷、小学生のスポーツ少年団における成長期特有の障害などを扱っており、診断治療だけでなくトレーニング方法などの具体的なアドバイスを含めた診療を行っています。

県北医療センター高萩協同病院

地域医療の充実を目指し、県北地区の農家組合員や地域住民の生活習慣病をはじめとする疾患の早期発見、早期治療に取り組み、地域中核病院としての機能をいかんなく発揮して医療業務にあたっています。高齢者や慢性疾患の患者さんのQOL(生活の質)を高め、ADL(日常生活動作能力)を維持回復させるための訪問看護活動に積極的に取り組み、患者さんや家族がもつさまざまな問題を、生活に即した身近な方法で援助しています。

土浦協同病院

土浦協同病院は茨城県南地域の基幹病院として、地域住民に対する保健・医療・福祉の向上を目指してより良い医療の提供を実践しています。そのために、施設の拡充、高度医療機器の導入、医師をはじめとする医療スタッフの充実はもとより専門機能別の施設で構成された総合的医療センターを構築しています。さらには茨城県地域災害拠点病院、臨床研修指定病院、第二種感染症指定医療、付属看護専門学校、日本病院機能評価機構の認定等があります。これらの総合的診療機能を活用し、医療の質の向上と患者サービスを重視し、一般医療はもとより保健予防医療、救急医療、リハビリテーション、在宅医療など、すべてに対応した包括的医療を実践しています。

JAとりで総合医療センター

JAとりで総合医療センターは、県最南の人口過密地域の中核病院です。「正確な、ムダのない医療」を職員一同の目標としています。MRI、CTスキャン、結石破砕装置などの最新医療装置はもちろん備えていますが、もっとも自慢できるのが人員の充実です。患者本位の医療を基本として、アメニティーの充実、インフォームド・コンセント、セカンドオピニオンなどにも積極的に取り組んでいます。透析前の腎不全を治療する「取手方式」は、実績、規模共に全国一の腎臓病治療センターにまで発展しました。医療・福祉を包括した分野にも力を入れており、医師、保健師、看護師による訪問診療・看護も積極的に行っています。

土浦協同病院なめがた地域医療センター

土浦協同病院なめがた地域医療センターは、県内で医師不足地域である鹿行地区に位置しています。平成12年6月に開院して以来、地域に密着した医療を心がけています。平成31年4月より病棟体制を地域包括ケア1病棟に変更し、在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する回復機能、軽度な急性期機能による入院診療及び外来診療を行う病院として機能しています。また、土浦協同病院との連携をさらに強化し、それぞれの役割を明確にしながら、適切な医療を実践していきます。

土浦協同病院附属看護専門学校

当看護学校は、厚生連医療事業の一環として高度の専門教育を習得した有能な看護師の育成をはかり、地域医療の向上発展に寄与するため、1973年4月に総合病院土浦協同病院の附属施設として開校しました。特色として、茨城県最大の地域中核病院である土浦協同病院を実習病院としている点があげられます。平成28年8月より、土浦協同病院と隣接する場所へ移転することで、実習の利便性や効率が格段に向上し、病院、病院講師との交流も円滑化されています。校舎についても、充実した設備、空間を備え、学び舎として十分な環境が整備されています。