当院の付属施設に関する情報を紹介します。
茨城県では、妊娠、出産から新生児に至る高度専門的な医療が適切に提供されるよう、安定した周産期医療体制を整備し、県民が安心して子どもを産み、育てる事のできる環境づくりの推進を図るため、平成23年に茨城県周産期医療体制整備計画を策定しています。
茨城県の周産期医療体制は、県内を3つのブロックに分け、ブロックごとに、最も高度な医療を提供する「総合周産期母子医療センター」、総合周産期母子医療センターに近い設備や医療体制を持っている「地域周産期母子医療センター」、及び軽症の救急患者さんの受け入れ可能な「周産期救急医療協力病院」が指定され、機能分担と緊密な連携体制が整備されています。当院が所在する猿島郡境町は、つくば県西ブロックに含まれ、当院は地域周産期母子医療センターの指定を受けています。
周産期とは、妊娠22週から生後満7日未満までの期間と定義されており、周産期を含むその前後の期間は、母子共に異常が生じやすく、合併症妊娠や新生児仮死などといった、母体や胎児、新生児の生命に関わる事態が発生する可能性があります。こういった突発的な事態に対応するため、産科及び小児科等を備え、周産期を対象とした高度な医療行為を行える施設の整備が全国的にも進められています。
当センターはNICUと産科病棟が同一フロアにあるのが特徴で、産科と小児科の連携が取りやすい環境となっています。
G2病棟には3つの分娩室があり、一つは自由なスタイルでお産が可能なフリースタイル分娩室となっています。
当センターでお産を希望する方は、診療情報の産婦人科のページにて詳細をご確認ください。